レーザー脱毛というのは、基本的には医療機関でしか施術が出来ません。エステサロンにおいても脱毛行為は行えないことになっており、厚生労働省からも発表されています。つまり、医師免許がなければレーザー脱毛はできません。
脱毛の仕組みは、皮膚の浅い部分に効果のある波長のレーザーで、毛の成長を司る部分に高い熱を与えて、そこの細胞を破壊することによって、毛を生えさせなくするものです。
当院で使用する機器(メディオスターNeXT PRO)の脱毛の仕組みは従来の機器における、毛根の細胞の破壊とは異なり、毛根よりもより表皮に近いところにある「バルジ領域」の毛の幹細胞を破壊することによって、永久脱毛の効果を得るものです。
【施術当日の流れ】
毛の構造を大きく2つに分けると、皮膚よりも出ている部分を「毛幹」、皮膚の中にあり見えない部分の「毛根」に分けられます。
毛根の一番下の部分のふくらんでいるところを「毛球」といい、この毛球の中に「毛母細胞」があり、活発に細胞分裂を繰り返し、毛を成長させています。
この「毛母細胞」に栄養を届けるのが毛球の先端のくぼんだ所にある「毛乳頭」で、毛細血管から運ばれてくる栄養や酸素を取り入れ、「毛母細胞」に送ります。
毛には、「毛周期」というものがあり、
「成長期」「退行期」「休止期」というサイクルを繰り返しており、発毛と脱毛を繰り返しています。
目に見えている毛は毛全体の1/3程度であり、毛周期に合わせて継続的に照射することが脱毛には必要となり、効率良く処理をするには、この毛周期に合わせた施術が必要です。
毛の成長が止まり、毛が自然に抜けるまでの期間。
⇒毛根から毛が離れている状態でありレーザー照射に反応しない状態。
毛が抜け、毛母細胞の活動が停止し、次の成長を始めるまでの準備期間。
⇒細胞分裂が活発ではないので、レーザー照射をしても反応しない状態。
自己処理のメリット・デメリット
エステ脱毛 | 医療脱毛 |
---|---|
施術回数が多い | 施術回数が少ない |
最終的に毛をなくすことができない | 永久脱毛が可能 |
脱毛完了までに期間がかかる | 脱毛完了までの期間が短い |
肌トラブルはサロンでは対応できない | 肌トラブルに薬の処方 |
脱毛にもリスクはあります。
脱毛のリスクは、主に施術直後のヒリつき、赤み、むくみがありますが、翌日には治ります。
2~3日経っても引かない場合は、ご相談下さい。
また、まれに毛嚢炎、増毛、硬毛化などの症状が出ることがあります。その際は当院にご来院して頂き、診察をさせて頂いて、薬を処方させて頂きます。
施術直後の赤みやむくみ
個人差はありますが、皮膚の赤みやむくみが施術後に現れることがあります。多くの場合、翌日には治まりますがワキ・ビキニラインなど、元の毛が濃く太い部位は、レーザー照射によって多量の熱が多く発生して、周囲組織を傷害し、赤みやむくみ(炎症性浮腫)が起こることもあります。
多くの方に現れる可能性が高いので、お薬をお渡しして対応しておりますが、2~3日経過しても症状が改善されない場合は、一度受診して頂くようにお願いしております。
毛嚢炎
脱毛の際のレーザーの熱によって、お肌のバリア機能も軽く傷つきます。その際に毛穴に雑菌が入ってしまうと、バリア機能が弱まっているために雑菌の繁殖が抑えられずに、炎症を起こす場合があり、これが毛嚢炎です。
毛穴の周囲が赤くなり痛みを感じたり、ニキビのようになることもあります。
体質により出来やすい方もいらっしゃいます。
すぐにご相談して頂きたいと思います。
医師がお肌の状態を診察させて頂き、お薬(内服薬・軟膏)など適切な処方させて頂きます。
増毛・硬毛化
増毛・硬毛化はレーザーや光の照射の影響により、脱毛部位の毛がかえって増えたり(増毛化)、濃く固くなったりする(硬毛化)現象です。
うぶ毛など、もともとの毛が薄い部位(顔・上腕・うなじ・背中など)で起こるリスクが高くなりますが、ごくまれに起こる副作用です。多くの場合、照射を続けることで脱毛が出来ますので、ご安心ください。
未成年の医療脱毛
こすもレディースクリニックでは未成年の方からの脱毛相談を多く頂いています。また、小学校高学年から中学生のお子様のいるお母様からのご相談も頂いております。
相談理由は様々ですが「高学年になって急に毛深くなって毎日カミソリで処理している」「友達からから毛深いと言われ、いじめられている」「カミソリ負けで皮膚が傷つき皮膚トラブルがひどい」などがあり、お悩み部位は大人と同様にワキ・腕・ひざ下・太ももと露出がある部分が多いです。
当院では、しっかり保護者様の同意があればお子様の脱毛も行っております。「毛」が原因で楽しい学校生活が送ることができなかったり、日常生活が不便になるのは非常に残念です。
ぜひ一度当院へご相談下さい。
高校生の医療脱毛
高校生になると、アルバイトをしたりして自分のお金で脱毛をしたい。とご相談を頂くことが多いです。人によって毛周期が落ち着く年齢は違いますが、概ね16歳以上は安定してくるので、高校生ぐらいになれば通常の大人と同じように脱毛できることがあります。
社会人になると中々自分の時間を見つけて定期的に通うのが難しくなってくるので学生の時間があるうちに脱毛に通って頂くのはおすすめです。
未成年の医療脱毛で気をつけて頂きたいこと
未成年の脱毛は、大人と違い再発の可能性があります。
特に、小学生、中学生の頃は成長期である為、今から成長する毛が埋没している可能性もあります。
なので、脱毛コースで期間をかけてしっかり脱毛をして、完全に毛を無くしても大人になるとまた生えてくる可能性があるので十分ご理解いただいた上で治療を行う必要があります。
また、当院では未成年の脱毛の契約には保護者様の同意書をお願いしております。
安全に施術を受けて頂くためにご協力お願いします。
未成年脱毛よくある質問